かつて彼らは、別のゲームで暮らしていた。 操作をより直感的に行う為に精神接続を利用する、アクションレイドゲーム。 そのゲームで、想定外で、ヘンテコで、変態な勝ち方を探る、 変人の廃人の小さな集団があった。
しかしあるとき、そのゲームのサーバーが急に落ち、繋がらなくなった。 何時もの落ち方とは違う、接続者達の精神を護らない、強制的で攻撃的なシャットダウン。 その後、そのゲームのサーバーに繋がる事は二度となかった。
……あの日の強制シャットダウンが恐怖でありながら。 あの日の切断に疵痕を残しながら。 それでも、彼らはもうネットゲームなしに生きられない。
其処に今日も彼らは、発見を探し続ける。
Plume/ 彼はそんな変人集団のひとりだ。もっとも、前の環境では常識人枠が精々だったが。 『よし全員亜人やろうぜ』ってことでグラントで格闘キャラを志している。 ひとり早くキャラクターを作ってしまった為、孤児を装ってしばらくグラントの集落に世話になっていたが、その際グラントの露出癖を知り、正直グラントを選んだ事を後悔している。
料理が好きで特訓中だとか。 また、手先が比較的器用でそれゆえにかなり手癖も悪い。
「拳で語り合う」とか、男の子っぽいアレっぽい台詞が本当に大好き。 しかし極度の恥ずかしがり屋でもあるので、戦闘中に口走った数々の迷台詞に後で頭を抱える事も多い。
"切断事故"の結果、急に意識を失う事がある。 多くの場合は直ぐに意識を取り戻し大事には至らないため、 『致命的にドジ』なんだよ、と誤魔化して暮らしている。 だが自覚している障害である以上、一人での行動を避けている。 トラウマという程ではないが、一人では酷い不安感にかられるようだ。
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